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木工用語集

木工をするにあたり耳慣れない言葉に出会うこともあると思います。ここに挙げたのはほんの一例ですが参考にしていただけると嬉しいです

あ行

当て木(あてぎ) 木工作業全般で、材を傷めないようにあてがう木のこと。捨て板、添え板をいう場合もあります。ドリルで貫通穴をあける際に、材の下に当て木をすると貫通した時のバリが軽減されます。また、ゲンノウで叩き込んだり、クランプ等で材を締め付ける際にも当て木をすると材に傷がつきません。
板目(いため) 木の中心軸から縁に向かって平行にずらして取った木材。目はまっすぐでなく山型や斜めの曲線になり、様々な模様の材が得られる。よく乾燥していないと柾目の板より狂いやすいので注意が必要。
インパクトドライバ ビットの回転に加え、回転方向に打撃を加えることで穴をあけたり、ビス締めを行ったりする。最近では18V、36Vさらには40Vのものも登場しています。スターエムの製品は14.4V以上のものを推奨しています。バッテリーなので電気のない所でも使えるので便利。ただし使用できるのは6.35mm六角軸のものとなります。

か行

回転数 1分間あたりに何回転するかを表します。ネジ締めや小型の穴をあける時は高速、大径の穴をあける時は低速で。
堅木(かたぎ) 一般には楢・樫・栗・欅などの堅い木を指します。最近ではウッドデッキを製作する際に使用するイペ・ボンゴシ・ウリン等も堅木と呼んでいます。
木殺し(きごろし) 材をゲンノウや木槌で叩いて圧縮させること。ホゾをホゾ穴に差し込む際に木殺しをしておくと、差し込んだ後に圧縮された木が元に戻ろうとして穴に密着し、接合部がピッタリします。また、埋め木を打ち込む際に木殺しをしておくと打ち込みやすいです。
合板(ごうはん) 薄くスライスした板を奇数枚貼り合わせた板。強度もあり、反りやねじれが少ないが、乾燥することで反りやねじれが生じるので購入時には注意が必要。
木口(こぐち) 木材を繊維方向と直角に切った切断面のこと。
コーススレッド 木工用の木ネジやビスの一種。木ネジより山が高く間隔も広い。保持力に優れていて木材の伸縮による板浮きなども防いでくれる。屋外の施工にはステンレスタイプがおすすめ。

さ行

下穴(したあな) 釘やネジを打つ際に材が割れないように先に錐であけておく先導のための穴。ガイド穴ともいう。特に堅木の場合は下穴をあけてからビス締めを行ったほうが、ビスの頭が飛んだりするということが少なくなります。
集成材(しゅうせいざい) 厚さ20mm~30mmの小幅板材を、同じ繊維方向に幅・長さを接ぎ合わせて一定の厚さにつくった材のこと。見た目は無垢材のようにも見えるが、反りやねじれが少なく強度もある。
振動ドリル(しんどうどりる) ビットの回転に加え、前後への打撃を行うことでコンクリートやレンガなどへの穴あけが可能。木工ドリルは使用不可。ただし、打撃をオフにし回転モードのみで使用できる機能がついているものについては、木材や軽金属への穴あけも行えます。
捨て板(すていた) 圧縮の時に加工材を保護したり、錐で貫通穴をあける際にバリを防ぐために加工材の下に置く板のこと。
センターポイント 板と板とをつなぎ合わせるなど、2枚の板の同じ位置にダボ穴が必要な時に使用します。まず、片方の板にダボ穴をあけ、その穴にセンターポイントを埋め込んだ状態で板を合わせると反対側の板の同じ位置にポイントがつきます。

た行

タッピングネジ 金属や樹脂同士の接合に使用。全体にネジが切ってあるのが特長。ネジ自身がネジ切りとなって材料同士を締め付けるので、下穴は必要だがネジ立ては不要。皿頭はナベ、皿の他に六角タイプなどもある。
ダボ 材をはぎ合わせたり、ビスの頭を隠す場合に埋め込む木製の丸棒のこと。BOXの棚板などを受けるものは棚ダボと呼ばれます。ビスの頭を隠す場合は埋木錐で作ったダボを使うと仕上がりがきれいです。埋木、木栓という呼び方をすることもあります。
2×4工法(つーばいふぉーこうほう) アメリカで発達した住宅工法で、2×4・2×6・2×8インチなどの部材で、住宅の主要部を釘打ちで構造するもの。
面一(つらいち) 接合された部材の合わせ目で両方の面に凸凹がなく平滑なこと。ビス締めを行う際に皿頭を鎮める皿取加工を行うと面一に仕上がります。
電気ドリル(でんきどりる) 穴あけのスペシャリスト。回転速度が速く、トルクも強い。コード式が一般的。使用しない時、ビット等の付け外しを行う際は必ずプラグを抜いて作業する。また、作業時はコードがからまないように注意が必要です。
ドリルドライバ 穴あけ、ネジ締めの両方がこなせるマルチタイプ。充電バッテリー式がメイン。チャックタイプなので6.35mm六角軸以外のものもサイズがあえば使用できる。
トルク 回転力のこと。N・m(ニュートンメートル)で表示される。クラッチダイヤルがあれば調節することでトルクの強さを設定できる。設定トルクを上回る力が電動工具にかかるとクラッチが滑り、空転する仕組みになっています。

は行

端材(はざい) 木取りや加工の際に切り落とされて余った木材。埋木錐でダボを作るのに利用できる。
パーティクルボード 木材を細かく砕いてチップ状にしたものに接着剤を加え、熱プレスし、板状にしたもの。
バリ 穴をあけた際に穴の周囲に生じる木のめくれ等のこと。木工ドリルはケガキ刃でけがいて穴をあけていくので入り口にバリが出にくいのが特長です。
ビット 先端工具のひとつ。ドリルドライバやルーターなどの電動工具に取り付ける錐。
プレカット 建築用の構造材を現場で使用しやすいサイズや形にあらかじめ工場で加工しておくこと。そうすることで現場での作業を軽減することができる。スターエムではプレカット対応の機械用ドリルの製造もおこなっています。

ま行

柾目(まさめ) 木の中心軸から放射線状に平行になるように取った木材。板目の板より狂いが少ない。
無垢材(むくざい) はぎ合わせなどの特殊な加工を行っていない木材。本来の木の美しさを持つ。幅広のものは数も少なく高価。使い込むほどに味が出ます。
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